映画

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ 感想

www.youtube.com www.youtube.com 爆笑ドキュメンタリー映画。バンクシーっていう落書きアーティストがいてね。彼は街の壁や店の塀に勝手に落書きをするんだけど、イスラエルがパレスチナ人を隔離するために建てた壁に穴を描いたり、KKKが黒人をリンチした場…

あなた、その川を渡らないで 感想

miyearnzzlabo.com2016年公開。韓国の自然豊かな村で暮らす98歳と89歳の夫婦を描いたドキュメンタリー。 いつもペアルック、お茶目でイタズラ好きのおじいさんとそれに付き合ってあげるおばあさんに観ているこちらの頬も緩みます。 けして裕福ではなく、過去…

Fカップの憂うつ 感想

女流監督の自伝的コメディで、ロクデナシのオヤジとその娘の話。主人公のお姉ちゃんが精神病院から脱走して、全裸でバイブ持って通りを歩いてくるの(笑)。下品な映画だけど、ロバート・レッドフォード製作(笑)。(町山智浩/映画秘宝EX この映画をみろ!′…

デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2 感想

2006年公開。『悪魔のいけにえ』風ホラー『マーダー・ライド・ショー』でデビューしたロブ・ゾンビの監督2作目。 前作とは打って変わり、主人公の殺人鬼一家の警察からの逃避行を描いたストーリーはアメリカン・ニューシネマを彷彿とさせます。 目を背けたく…

ランゴ 感想

www.youtube.com www.youtube.com サム・ペキンパーやイーストウッドの西部劇が好きなら全編号泣。監督がインタビューで、オマージュ捧げた映画として『砂漠の流れ者(ケイブル・ホーグのバラード)』を挙げたとき「そうそう!」と思ったよ。(町山智浩/映画…

ドラゴン危機一発'97 感想

1997年公開。 原題は『戰狼傳説』。また勝手な邦題を、と思ったら香港以外でのタイトルが『新唐山大兄』『The New Big Boss』で、これはブルース・リーの『ドラゴン危機一発』の原題『唐山大兄』、英題『The Big Boss』から来ており、ある意味ちゃんとした?…

ベルヴィル・ランデブー 感想

テリー・ギリアムとティム・バートンはアニメを撮り続けるべきだった。今、世界中のアニメはシュールリアリズムと可愛さばかり追い駆けている。そんな時代にひさびさに楽しい悪夢を見せてくれるのが、このフランス・カナダ・ベルギー合作映画『ベルヴィルの…

柔道龍虎房 感想

tomomachi.hatenadiary.org 2006年公開のジョニー・トー作品。 非常に多作な方でウィキによると本作は27作目、現在通算46作を監督しています。さて、この作品は黒澤明の『姿三四郎』にオマージュを捧げている為、香港映画なのに登場人物は全員柔道で戦うとい…

ディセント 感想

映画秘宝はなぜこのスティーブン・キング絶賛ホラーをちゃんと紹介しなかったの?(町山智浩/映画秘宝2007年3月号) ※ネタバレします 2006年公開。監督は本作が2作目のニール・マーシャル。 2010年の4作目『センチュリオン』の後はしばらくテレビドラマの仕…

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 感想

miyearnzzlabo.com www.youtube.com 最期にセカイ系だとわかる。200年も歴史がない資本主義社会に適応できなくても負け犬なんかじゃない。社会のほうをぶっ壊せ。(町山智浩/映画秘宝2014年3月号) 2014年公開。エドガー・ライト監督、サイモン・ペグとニッ…

ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 感想

www.youtube.com 2010年公開、『ジョーカー』のトッド・フィリップス監督の出世作となったコメディ映画。 彼は元々ドキュメンタリー映画からキャリアをスタートしており、本作の前にドキュメンタリー3本・コメディ4本を監督しています。 主演の3人組の内、妻…

LOOPER/ルーパー 感想

machiokoshi666.blog.fc2.com tomomachi.hatenadiary.org2013年公開。監督はライアン・ジョンソン。 本作のヒットを受け、次作でまさかの『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の監督にフックアップされのですが、ふたを開けてみれば酷評の嵐。 しかし今年公…

硫黄島からの手紙 感想

日本には今でも本気で勝とうとしない奴が多すぎる。雑誌作りの場にも。(町山智浩/映画秘宝2007年3月号) 2006年公開。「硫黄島二部作」として『父親たちの星条旗』とともにクリント・イーストウッドが監督。 アカデミー音響編集賞をはじめアメリカで各賞を…

バトル・ロワイアル 感想

machiokoshi666.blog.fc2.com 深作オリジナルの部分が最高!「この国はダメになってしまいました」というセリフと失業と校内暴力の蔓延という状況を加えることで「戦後55年、結局日本は経済的にも精神的にも最低の国になってしまった。生きることの大切さを…

デッドプール2 感想

miyearnzzlabo.com www.tbsradio.jp tomomachi.stores.jp 「ロッキー」シリーズと同じで、敵だった奴がどんどん仲間になって、大所帯で食わせる相手が多すぎて困っていく展開だよね。「本当の敵はいない」ってとこがいいんだ。女の子ふたりがデッドプールの…

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー 感想

miyearnzzlabo.com www.youtube.com いったんどん底に落ちたジェームズ・ガンがマーヴィン・ゲイの歌声と共に復活!(町山智浩/映画秘宝2015年3月号) 2014年公開。 2010年代の映画界を席巻したMCU。第1作目の『アイアンマン』から23作目の『スパイダーマン:…

スパイダーマン2 感想

www.youtube.com 2004年公開、いまだに「スパイダーマン映画といえばこれ」と言う方も多いサム・ライミ版の第2作目。 キャストの多くは前作より続投ですが、初登場はドクター・オクトパス役のアルフレッド・モリーナ。この人の映画デビューは『レイダース/失…

ミッション: 8ミニッツ 感想

www.youtube.com www.youtube.com tomomachi.hatenadiary.org2011年公開。長編デビュー作『月に囚われた男』で評価を得たダンカン・ジョーンズの監督第2作。本作でも評価・興行両面で成功を収めました。主演はジェイク・ギレンホール。そんなに観ている訳で…

ベティ・サイズモア 感想

小さなダイナーでウェイトレスとして働くベティは、親切で誰からも慕われる一方、粗野な夫デルは秘書のジョイスと浮気をし、隠れてドラッグを捌くとんでもない男だった。ベティの楽しみは、病院を舞台にしたソープオペラ『愛のすべて』(A Reason to Love)…

ゴーストバスターズ 感想

miyearnzzlabo.com www.tbsradio.jp 2016年公開。 1984年に世界中で大ヒットした同名映画のリブート作品。旧作は当時日本でも40億円を超える興収を上げ、私もビデオでですが観賞した事があります。 ただし映画の内容は正直それ程面白くなく、それよりはレイ…

哀しき獣 感想

宇多丸が韓国映画「哀しき獣」を絶賛『とんでもなくパワフルな映画』2012年公開。監督はデビュー作『チェイサー』でいきなり国内500万人を超える動員のヒットを飛ばしたナ・ホンジン。 その『チェイサー』で主演した二人、ハ・ジョンウとキム・ユンソクが前…

007 スペクター 感想

miyearnzzlabo.com 宇多丸「007 スペクター spectre」感想を語る シネマハスラー2015年公開。大ヒットした前作『スカイフォール』に続くダニエル・クレイグ版ボンドの4作目。 監督は同じく全作から続投のサム・メンデス。デビュー作『アメリカン・ビューテ…

ワイルドバンチ 感想

1969年公開、監督はサム・ペキンパー。彼の作品は、なんとなくファン以上にクリエイターに多く影響を与えている印象ですね。また、この作品は映画秘宝のオールタイムベストで2007年版4位・2017年版7位に選ばれています。 mayojo1207.hatenablog.comこのよう…

ビジターQ 感想

お父さんが頑張る映画が好きなので。『逆噴射家族』も。(町山智浩/映画秘宝2002年3月号) 2001年公開。三池崇史監督。前回の『殺し屋1』とほぼ同時期にして、それ以上に監督がやりたい放題の作品です。冒頭から遠藤憲一のオールヌード&ベッドシーンが延々…

殺し屋1 感想

「映画破壊活動」としてやっぱスゴイ。特にエンドクレジット。(町山智浩/映画秘宝2002年3月号) 2001年公開。私は三池崇史監督の作品は『十三人の刺客』が初観賞と遅く、また最近では漫画原作の爆死作品ばかり作っているイメージなのですが、本作は彼がエク…

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 感想

20100820スコット・ピルグリムVSザ・ワールドパート 1 町山智浩の映画塾!「スコット・ピルグリム VS. ~」<予習編> 【WOWOW】#23 この原作も『キック・アス』と同じで人間観が浅いんだけど、さすがエドガー・ライトはリッチな映画に仕上げたね。(町…

クラウド アトラス 感想

machiokoshi666.blog.fc2.com 現代の『イントレランス』。失敗かもしれないけど勇気ある冒険だよ。(町山智浩/映画秘宝2013年3月号) 2013年公開。監督はウォシャウスキー姉弟とトム・ティクヴァ。 この映画は6つのエピソードから出来ており、その内の3つず…

最'新'絶叫計画 感想

『レイジング・ブル』のパロディに世代的に泣いた。(町山智浩/映画秘宝2002年3月号) 2002年公開。監督はコメディアンでもあるキーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ。本作が初見ですが、やはりコメディ映画を多く撮っている人みたいですね。 この作品は前…

テイラー・オブ・パナマ 感想

『ハピネス』の少年愛オジサンの軍人役が爆笑。(町山智浩/映画秘宝2002年3月号) 2001年公開。原作は元MI6(英国諜報部)で、数々のスパイ小説を発表しているジョン・ル・カレ。彼の作品は、これ迄にも何本も映画化されています。 mayojo1207.hatenablog.c…

バンク・ジョブ 感想

町山智浩 - バンクジョブ 英国が封殺した事件の映画化 ジェイソン・ステイサム主演 二挺拳銃やワイヤー・アクションを封印したジェイソン・ステイサムが70年代英国ノワールを再生。(町山智浩/映画秘宝2009年3月号) 2008年公開。監督はロジャー・ド…