世界名作劇場(赤毛のアン、原作の続編について)

最近、すっかり「世界名作劇場」にハマっている。
子供の頃の記憶に、
アルプスの少女ハイジ(厳密にはシリーズに含まれない)」「フランダースの犬」「母をたずねて三千里」はなんとなく残っているが(年齢がバレますね)、むしろ「つまらない」と思ってほとんど観ていなかった。
大人になって観返すと、何故こんなにも面白いのだろう。
先日、ネットで「若草物語 ナンとジョー先生」と「私のあしながおじさん」を一気に視聴した他、
現在「ふしぎな島のフローネ」(テレビ神奈川)、「フランダースの犬」(MXテレビ)、「こんにちは アン」(BSフジ)をリアルタイムで観ている。
これに以前観た「ハイジ」と「赤毛のアン」を加えたものが視聴した全作品だが、
今のところ一番面白かったのが

赤毛のアン DVDメモリアルボックス (再プレス)

赤毛のアン DVDメモリアルボックス (再プレス)

である。
この作品の魅力は、主人公アン・シャーリーに尽きると思う。
彼女の行動や言動が、いちいち面白いのだ。
物語の後半はアンも成長し、多少おしとやかになってしまうのだが、
今度は、孤児であった彼女を引き取ったマシュウとマリラの老兄妹との絆が感動的に描かれる。
あまりに面白かったので、原作にも興味を持った。
赤毛のアン (集英社文庫)

赤毛のアン (集英社文庫)

数社から発行されているが、私はこの松本侑子さんの訳が気に入った。
文章も読み易く、また巻末の「訳者ノート」が素晴らしい。
この作品には聖書や欧米文学からの引用が多く、
我々日本人には中々理解し辛い部分を丁寧に解説してくれている。
(小説の終わるページが予想出来ない、という副産物も生んでいる。)
さて、この「赤毛のアン」には多くの続編がある。
アン達のその後が気になったので、購読した。
アンの青春 (集英社文庫)

アンの青春 (集英社文庫)

アンの愛情 (集英社文庫 モ 8-3)

アンの愛情 (集英社文庫 モ 8-3)

この他正編が5冊、番外編が2冊出ているが、上記の集英社文庫は3作目まで(松本さん、続巻待ってます!)。
テレビの中では完結してしまった作品の登場人物達に再び逢えるのは嬉しいものだ。
ところで、他の「世界名作劇場」シリーズの作品にも続編が存在するのだろうか?
気になったので調べてみた。
トム・ソーヤーの冒険
ハックルベリー・フィンの冒険〈上〉 (岩波文庫)

ハックルベリー・フィンの冒険〈上〉 (岩波文庫)

トムの親友であるハック(ハックルベリー・フィン)が主人公。
トムの出番は少な目らしい。
愛の若草物語
続 若草物語 (角川文庫)

続 若草物語 (角川文庫)

若草物語 ナンとジョー先生」との中間に位置する作品。
物語中に悲劇が起きるのが分かってしまっているので読むのを躊躇してしまう。
いずれにしても「愛の若草物語」を視聴してからだが。
そして「若草物語 ナンとジョー先生」の続編がこちら。
第四若草物語 (角川文庫)

第四若草物語 (角川文庫)

私のあしながおじさん
あしながおじさん (続) (新潮文庫)

あしながおじさん (続) (新潮文庫)

こちらは、ジュディの親友サリーが主人公。
彼女がジョングリア孤児院の院長になるらしい。
面白そう、読んでみたい。
トラップ一家物語
サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編 (Modern Classic Selection)

サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編 (Modern Classic Selection)

アニメは原作の「オーストリア編」を元にしているとの事。
どの作品も面白そうだ。先の楽しみが出来た。