キリンカップサッカー2009 日本代表 対 ベルギー代表

日本のスタメン。大久保と玉田が入れ替われば、おそらく現在のベストメンバーではないだろうか。
GK 楢崎正剛(名古屋グランパス)
DF 中澤佑二(横浜Fマリノス)
DF 田中マルクス闘莉王(浦和レッズ)→山口智(ガンバ大阪)
DF 内田篤人(鹿島アントラーズ)
DF 長友佑都(FC東京)
MF 長谷部誠(ヴォルフスブルク)→橋本英郎(ガンバ大阪)
MF 遠藤保仁(ガンバ大阪)→阿部勇樹(浦和レッズ)
MF 中村俊輔(セルティック)→本田圭佑(VVVフェンロー)
MF 中村憲剛(川崎フロンターレ)→興梠慎三(鹿島アントラーズ)
FW 岡崎慎司(清水エスパルス)→矢野貴章(アルビレックス新潟)
FW 大久保嘉人(ヴォルフスブルク)
得点…長友、中村憲、岡崎、矢野
先日のチリ戦に続く快勝。
対戦相手のベルギーは、チリよりもテクニックや攻撃力で劣り、
ゴールを脅かされるシーンが殆ど無かったように思われた。
また、日本代表はミドルシュートを打つ場面が多く、
その多くがゴールマウスを大きく外す事が無かったのが印象的だった。
以下、各選手の感想。
闘莉王…集中力の欠如からボールを奪われ、この試合唯一と言っていい決定的なピンチを招いた。
この選手はこう言ったミスが余りにも多く、今後に不安を抱かせた。
内田…何度も効果的な上がりを見せていたが、相手の攻撃力不足も有り課題である守備力の確認が出来なかった。
長友…素晴らしい先制点を決めた。先日の試合で良いプレーを見せた今野とのハイレベルなポジション争いを期待したい。
長谷部…今更ながら、守備力の向上に驚いた。コンビを組む遠藤はどちらかと言うとパサータイプなだけに非常に頼もしい。
中村憲…先日の試合ではフリーのシュートを外してしまったが、今回はゴールが決まって良かった。
この選手の課題はゴールへの積極性だと思うので、これからもどんどん狙って欲しい。
岡崎…今回もしっかり結果を出した。もし次のウズベク戦でもゴールを決めるようであれば、
いよいよカズ以来の、安定して得点の取れるFWと言っても良いのではないだろうか。
大久保…スペースメイクやアシスト面で良いプレーを見せていたが、やはり試合最初の決定機でフリーのシュートを外してしまったのは痛い。
完全に岡崎と立場が入れ替わってしまった。
本田…先日の得点で落ち着いたのか、終始余裕の有るプレー振りだった。次はFKでのゴールが早く見たい。
矢野…少ない出場機会の中で結果を残し、着実に代表の中でのポジションを確立しつつあると思う。
楢崎、中澤、遠藤、中村俊は相変わらずの安定感。
是非、次のウズベキスタン戦でワールドカップ出場を決めて欲しい。

おまけ 欧州6大リーグでプレーした日本人選手(1部リーグのみ)

イングランド・プレミアリーグ

今のところ一番活躍したのはフラム時代の稲本だろうか。
日韓ワールドカップでの活躍もあり、バロンドール(欧州年間最優秀選手)にもノミネートされた。

スペイン・リーガエスパニョーラ

強いて挙げれば大久保か。唯一2シーズンプレーしている。

イタリア・セリエA

ここは文句無しに中田。ローマ時代にはリーグ優勝も経験している。
森本が現在プレー中。

ドイツ・ブンデスリーガ

なんと言っても奥寺だろう。ケルン時代にはリーグ優勝を果たし、9年間1部リーグでプレーした。
また先日、長谷部・大久保が所属するヴォルフスブルクがリーグ優勝した事は記憶に新しい。小野・松永を含めた4名が現在在籍中。

フランス・リーグアン

ここは松井だろう。ル・マン時代には月間MVPやシーズンベスト5ゴールにも選ばれている。
松井と伊藤がプレー中。意外と知られていないが、最初にプレーした日本人は廣山。

オランダ・エールディヴィジ

小野が最も活躍した。在籍時にUEFAカップを獲得している。
本田が所属するVVVが2部優勝、来期の1部昇格を決めたが、
現時点では1部リーグでプレーする日本人選手はいない。