獅子頭共用栓

鶴見駅東口のバスターミナルに昔からあり、ずっとただの噴水だと思っていたのですが、つい最近歴史的に価値のあるものだと知りました。

獅子頭共用栓(ししがしらきょうようせん)】近代水道ができた当時は、水道を家庭に引く工事の費用や水道料金が高かったため、今のように家の中に水道を引いて使っていた家は、ほんの少しでした。このため、ほとんどの家では道路の角に作られた共同のじゃ口から水をくんで使っていました。この共同のじゃ口がライオンの頭の形をしていたことから獅子頭共用栓とよんでいました。この獅子頭共用栓は、イギリスから600基輸入され、市内の道路に付けられていました。(横浜市水道局HPより)

ライオンはヨーロッパでは水の守り神であった為この形状になっており、やがて日本で作られるようになると水神である龍に変わったそうです。
さらに一般家庭にも水道が引かれるようになると「龍口」の小型のものなので「蛇口」という名称が付いたという説もあります。
横浜市内に何基が現存しているらしいので、見つけ次第順次アップして行きたいと思います。

  • 鶴見駅東口バスターミナル(2009.7.25)

  • 横浜開港資料館(2009.8.25)

  • 勝烈庵 ザ・ダイヤモンド店(2010.8.29)