イングロリアス・バスターズ 感想

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映画を愛する者たちの映画戦争。(町山智浩/映画秘宝2010年3月号)

私は「レザボア・ドッグス」以外は全ての作品を映画館で鑑賞しているタランティーノ・ファンなので楽しめましたが、
ファン以外の方にはどうなんでしょうか?(ちなみに一緒に観た家内は「意味がわかんない」と言っていました…)

  • タランティーノは「パルプ・フィクション」のジョン・トラボルタ以降、毎回こちらを唸らせるキャスティングをしてきますが、今回はハンス・ランダ大佐役のクリストフ・ヴァルツが素晴らしかったです。圧倒的な存在感と四ヶ国語を使いこなす能力。ちなみにこの映画ではドイツ人はドイツ語を、フランス人はフランス語を当たり前に喋りますが、アメリカ映画の常識を覆すこの演出は評価されていいと思います。
  • タランティーノ映画では「意味の無い長い会話」が一つの特徴ですが、この映画ではその会話がスパイの正体の探り合いに活かされたりと、洗練された印象を受けました。個人的には「レザボア・ドッグス」冒頭シーンの「ライク・ア・ヴァージン」の話みたいなのも好きなんですけどね。
  • ナチス側には前述のランダ大佐や、戦争の英雄・ツォラーなど知的・紳士的な人物が描かれるのに対し、ヒーロー側であるはずの「バスターズ」はブラピを含め全員野蛮人。しかも弱そう(唯一強そうな風貌をしているヒューゴは元ドイツ兵)なのが面白かったです。


この作品でタランティーノ映画に興味を持った奇特な(笑)方に他作品(長編映画のみ)の紹介です(上から順におすすめ)

  • パルプ・フィクション

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私の中では最高傑作。斬新なストーリー構成・洗練された会話。
トラボルタのチャーミングさ、サミュエル・L・ジャクソンのキレた演技、ブルース・ウィリスのアホさ(笑)と三大キャストがみな素晴らしい。

  • キル・ビル Vol.1

趣味丸出しのトンデモ映画。日本が舞台であること、わかり易いワイヤーアクション・シーンなどもあり、結構ヒットしました。

  • レザボア・ドッグス

監督第1作ということで荒削りな面も有り、一般的に知られる大スターも出演していませんが(ハーヴェイ・カイテルって日本ではそこまで知名度高くないですよね?)、ストーリー展開は唸るものがあります。

  • ジャッキー・ブラウン

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ロバート・デ・ニーロ、サミュエル・L・ジャクソン、マイケル・キートンと豪華キャストの割りに、受ける印象は地味
タランティーノがレナード(原作者)に敬意を払い過ぎちゃったのかな。私は結構好きですけどね。

  • キル・ビル Vol.2

趣味全開し過ぎ(笑。
おそらくカンフー映画とマカロニ・ウエスタンが好きな方じゃないと楽しめません。

マニア向け。B級映画のテイストが好きな方なら。(USA公開版の方がテンポが良く断然面白いです。残念ながら、「グラインドハウス」のDVDBOXでないと観れません)
ラストは思わず笑ってしまう程の爽快感!