鶴見の坂道 その14 諏訪坂(すわざか)

 

諏訪坂下から正面の広い坂道を昭和坂上に通じる百五十メートルほどの坂で、登り口右側に横浜市が建てた「諏訪坂」の鉄製の標柱があります。この坂道は昭和の初めころ、鶴見耕地整理組合により開発されたものです。かなり傾斜がありますので、冬期積雪の多い日など、スキーを楽しむ若者たちの姿も見られます。(注:もちろん、現在は見られません(笑)

 標柱

戦前までは、宅地開発されたとはいえ、諏訪坂と旧諏訪坂に囲まれた丘上には、一抱えもあるマツやケヤキ・サクラなどの老木が茂り、素晴らしい緑の景観でしたが、今では、山側は高さ十メートルほどもあるコンクリートの壁で見えなくなりました。(「鶴見の坂道」より)

  • 勾配 ☆☆☆
  • 湾曲
  • 風情 ☆☆
  • いわれ ☆☆