セデック・バレ 感想



町山智浩 - セデックバレ「死生観がまるで違う部族」

宇多丸が、台湾での武装蜂起を描いた映画「セデック・バレ」を絶賛

2013年公開。
以前、映画秘宝の記事で「台湾版アポカリプト」みたいに書かれていたと記憶しています。
確かに森や山岳地帯での戦闘シーンは迫力満点だったのですが、私はむしろ「圧倒的な戦力差の敵と民族の誇りを賭けて戦う」といった意味で『ブレイブハート』や『300』を連想しました。
日本の台湾統治時代に実際に起こった「霧社事件」を題材にしているのですが、特に反日的な印象は受けませんでした。個人的には安藤政信さん演じる小島巡査が現地人に溶け込んでいる描写がもうちょっとあったら良かったなと思いますが、台湾の映画ですからね…。
上映時間二部併せて4時間36分。じっくり腰を据えて観たい傑作です。


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