暴力脱獄 感想

暴力脱獄 [Blu-ray]

暴力脱獄 [Blu-ray]

1968年の日本ではアメリカン・ニューシネマの傑作が3本公開されました。
俺たちに明日はない』『卒業』そしてこの『暴力脱獄』です。

俺たちに明日はない [Blu-ray]

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卒業 [Blu-ray]

卒業 [Blu-ray]

他の2本に比べて本作が知名度・興行的に劣っているのは、とにもかくにもこのヒドい邦題が原因だと思います。
原題は『Cool Hand Luke』。邦題だけを見るとスティーヴン・セガール主演映画かと思いますが、むしろイメージ的にパッと浮かんだのはまず同じ刑務所ものということもあり『ショーシャンクの空に』、あとはなんとなく『きっと、うまくいく』が似てるかなと感じました。
ショーシャンクの空に [Blu-ray]

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きっと、うまくいく [Blu-ray]

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公開年の割には映像・演出ともにそこまで古い映画という感じがせず見易かったですし、なによりポール・ニューマンがかっこいい!
溢れる「男子校」感の楽しさと実存主義の深みを同時に描いた傑作です。