シェイプ・オブ・ウォーター 感想

 
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ギレルモの『美女と野獣』への怒り爆発。(町山智浩/映画秘宝2018年3月号)

2018年公開。ギレルモ・デル・トロアカデミー賞で作品賞・監督賞に輝いた記念すべき一本。
そのせいかなんとなく高尚な映画のようなイメージが少しありましたが、実際に観てみると確かによく言われる「大人のおとぎ話」という表現がぴったりの、なんならディテールを変えればディズニー作品と言われても違和感が無い内容でした。

↑監督のフィルモグラフィー。『ブレイド2』以降は一応全部観ています。独特の世界観を支える細部にまで拘った美術やグロテスクな描写につい目が行きがちですが、ストーリーライン自体は意外とストレートなものが多い印象です。なので「人物描写が足りない」とか「イライザが「彼」を好きになっていく過程が描かれていない」といった理由でこの映画に対して否定的な意見を持つ方がいるのもよく理解出来ます。
でも個人的には、差別を受け虐げられたマイノリティが多く登場するなど、現在のアメリカを反映している要素(そして、そこがオスカー獲得に大きく影響した)を含みつつも、監督が6歳の時に考えたストーリーが元になっていることからも分かるように、根幹的な部分では「無邪気」な作品なのだと思いました。

↓もちろん『パシフィック・リム』も大好きですが、『パンズ・ラビリンス』は別格で好きです。
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