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2019年公開。1977年のオリジナルは未見です。
「ダンス+ホラー」ということで観る前は『ブラックスワン』みたいな感じかな?と思っていたのですが、
実際に見始めると画面の格調の高さや、舞台がヨーロッパという事もあり『ぼくのエリ 200歳の少女』が思い出され、
終盤のダンスシーンあたりではさらに芸術的な要素が強まり、いわば「アート・ホラー」とでも呼ぶべき作品でした。
監督のルカ・グァダニーノの名前は前作の『君の名前で僕を呼んで』で初めて知ったのですが、長編映画だけでも本作が10作目となるベテランのようです。
主演はダコタ・ジョンソン。ドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスの娘なんだそうですが、本編ではプロのダンサーかと見まごう踊りをみせてくれます。
そして何と言っても圧倒的存在感を示していたのはマダム・ブラン役のティルダ・スウィントン。
実はもう一役重要な人物を演じていて驚きました(やけに声が甲高いなと思ってたんですよね)。
↑彼女はこのあたりの作品での印象が強いです。
さらにパトリシア(冒頭から登場する少女)役がクロエ・グレース・モレッツだと知ってビックリ!全然気が付きませんでした。
全体的な感想としては美しい画面構成や終盤二つある圧巻のダンスシーンなど面白く観賞することが出来たのですが、
あたりはおさえておいた方がより楽しめると思います。
あと長いよ!(152分)