ビッグ・ヒット 感想

 

1999年公開。
カーク・ウォンは香港出身。ジャッキー・チェン主演の『新ポリス・ストーリー』などを監督し、本作でアメリカに進出。
しかし残念ながら結果的にアメリカでの劇場公開作はこの一本のみでした。

主演はマーク・ウォールバーグ。当時は『ブギー・ナイツ』で脚光を浴びた直後で、凄腕だがお人よしで周りから食い物にされている殺し屋・メルを演じています。それにしてもこの頃の彼はマット・デイモンに本当によく似てるな(笑)。

そしてなんといっても最も輝いていたのはルー・ダイアモンド・フィリップスでしょう。『ヤングガン』などで青春スターとして活躍していた彼が、この作品では裏切者のゲス野郎・シスコを楽しそうに演じています。

肝心の中身の方は「偶然テレビでやっていたら、意外と面白くてついつい最後まで観てしまう」という表現がまさにピッタリの映画です。
アクションはさすが香港仕込みと言ったところか、20年前の作品ですが今見ても全く見劣りしませんし(クライマックスではマークとルーのカンフー対決まで見せてくれます!)、ちょっと懐かしい感じのいかにも「アメリカのコメディ」と言ったパートも普通に笑えます。
あ、でも「ハリウッド映画に出てくる変な日本人」を久しぶりに見ました(笑)。
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切腹なのに胸に刺そうとしてる、ふんどしではなく相撲のまわし、着ているのは花嫁衣裳の白無垢