2010年代 映画マイベストテン

2010年代に観た作品347本、年間約35本・月あたり3本にも満たない映画ファンとも言えない人間ではありますが、この10年間の記念に。
中学生男子のようなランキングですが、今の心のままに選んでみました。

10位『哀しき獣』

哀しき獣(字幕版)
10年代も数々の傑作を生み出した韓国映画界。ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』の日本公開が20年代にずれ込んでしまった中、最も印象に残ったのがナ・ホンジン監督の本作。逃亡パートの疾走感、そしてなんといってもミョン社長(キム・ユンソク)の圧倒的存在感。「細かいことはいいんだよ」の精神でグイグイと観ているこちらを引っ張って行ってくれます。
サニー 永遠の仲間たち(字幕版)
韓国映画の次点はこの作品。ある一定の年代のオッサンには刺さりまくり。日本でリメイクもされました。
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9位『宇宙人ポール

宇宙人ポール (字幕版)
コメディ映画って、こう言ったベストにはなかなか選びにくいのですが、これは突出して面白かった。サイモン・ペッグニック・フロストのおなじみのコンビが、盟友エドガー・ライトではなく『スーパーバッド 童貞ウォーズ』『アドベンチャーランドへようこそ』のグレッグ・モットーラ監督と組むことで新たな化学変化を生んだ傑作。オタクも非オタクも楽しめるサイコーの映画です。
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8位『桐島、部活やめるってよ

桐島、部活やめるってよ
邦画の実写映画ではダントツでこれ。同じ時間軸を視点を変えて何度も描くトリッキーな構成、誰もが覚えがある「学校」のヒリヒリした空気、そしてフレッシュな俳優陣の中で光る松岡茉優の圧倒的存在感。

7位『第9地区

第9地区 (字幕版)
この作品で長編デビューしたニール・ブロムカンプ監督の驚くべき才能。次作『エリジウム』は正直イマイチの出来でしたが、3作目の『チャッピー』は中々の傑作。やはりこの人は出身地である南アフリカを舞台にした方が持ち味が出ますね。
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6位『パシフィック・リム

パシフィック・リム(字幕版)
「巨大ロボットvs怪獣」なんていう小学生男子の妄想がまさかハリウッド映画で観られるとは。日本リスペクトも随所に見られ感謝の念に堪えません。最後に、ギレルモ・デル・トロ監督、オスカー獲得おめでとうございます!
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5位『この世界の片隅に

この世界の片隅に
アニメーション代表ながら、その枠を越えて衝撃を受けた大傑作。なんかこの作品って凄すぎてあまり感想が出て来ないんですよね(笑)。
リズと青い鳥[Blu-ray] ガールズ&パンツァー 劇場版
アニメーション映画の次点は左の作品。でも一番回数観たのは右だったりします(笑)。
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4位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(字幕版)
10年代の映画界を席巻したMCU。その中で一つ選ぶとしたらこの作品でしょうか。一本の映画としての完成度の高さと革命的と言っていい音楽使いの斬新さ。そしてなにより単純に楽しい!
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー (字幕版) X-MEN:ファースト・ジェネレーション (字幕版)
MCUの次点は左の作品。「アメコミヒーローもの」に間口を広げると右。
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3位『マッドマックス 怒りのデス・ロード

マッドマックス 怒りのデス・ロード(字幕版)
この作品を1位に挙げる方も多いのでは。全編ひたすらアクションしているだけなのに、なぜこんなにも深いテーマを描けるのでしょうか?
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2位『インターステラー

インターステラー(字幕版)
「親子の絆」や「愛」を描きつつも、一番に感じるのは宇宙に対するあこがれやワクワク感。海や氷といった地球にも普通にあるものでありながら、圧倒的なリアリティ描写で未知の惑星を探検する少年の気分にさせてくれました。

1位『オデッセイ』

オデッセイ(字幕版)
2位の作品と色々かぶってる気がする(笑)。
おそらく、この作品をベストに挙げる方はほとんどいないんじゃないかと思うのですが、狂おしいほどに好き
マット・デイモンアホ面(褒めてます)と脳天気なディスコミュージックが醸し出す底抜けの明るさ。「科学ユーモアこそ人類最大の武器」という「人間ナメんな!」「人類もまだまだ捨てたもんじゃねえ!」と思わず叫びたくなるサイコーのメッセージ。見るたびに元気をもらっています。
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