キラー・スナイパー 感想


ギャンブルで首が回らなくなったクリスは保険金目当ての母親殺害を思いつく。父親と義母も巻き込んで計画は練り上がっていき、直接の殺害は“キラー”ジョー・クーパーに依頼することに決めるが、いざ会ってみると『報酬の前払い』が仕事引き受けの条件だった。前金で金を用意出来ないクリス等と、条件を譲らないジョーの交渉は、クリスの妹ドティを担保にすることで急場しのぎの合意にこぎつける。殺人依頼は数日のうちに実行されるが、保険金受け取りの段に来て、話は筋書きと全く違う方向に展開していく。(Wikipediaより)

映画秘宝2010年代ベストテン第6位作品。
観た事がなかったので早速レンタルして来ました。
mayojo1207.hatenablog.com

2011年制作、日本では劇場未公開でソフトもレンタルのみ。原題は『Killer Joe』、特にスナイパーは登場しません

監督は『フレンチ・コネクション』『エクソシスト』のウィリアム・フリードキン。現在のところ、この作品が最新作となっています。
 

主演はマシュー・マコノヒー。この時期は彼のキャリアでも脂が乗って来た頃で、『マジック・マイク』や『バーニー/みんなが愛した殺人者』の助演で映画批評家協会賞を受賞し、さらに翌年には『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー主演男優賞も獲得しており、この映画でも狂気に満ちたキャラクターを活き活きと演じています。

また共演陣も日本ではそこまで知名度の高い人はいませんが、皆確かな演技を見せてくれていました。

サイドウェイ』のトーマス・ヘイデン・チャーチらが出演しています。

ストーリーの方は「クライムサスペンス」+「ダメ家族もの」に変態のスパイスをふりかけた感じなので、ブラックコメディが好きで暴力描写に耐性がある方ならかなり楽しめるのではないでしょうか。