マイノリティ・リポート 感想

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スピルバーグのデビュー以来一貫した思想と悪趣味を支持し続けます。(町山智浩/映画秘宝2003年3月号)

2002年公開、スティーヴン・スピルバーグ監督。
原作はフィリップ・K・ディックの同名小説(旧題「少数報告」)。彼の作品は1982年『ブレードランナー』の公開を皮切りに次々と映画化されています。

私が観た事があるのは『ブレードランナー』『トータル・リコール』そして本作の3本だけなのですが、どれも傑作でした。
まあ、ハズレ作品もあるみたいですが…

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主演はトム・クルーズスピルバーグ作品への出演はこれが初めて。後に『宇宙戦争』でもう一度彼とタッグを組んでいます。

本編の感想ですが、まずは18年前の作品とは思えない未来世界のディテールのリアルさに感心。今現在実現した、あるいはその延長線にありそうな技術の描写に驚きます。

ストーリーも「ディストピア」「冤罪からの逃走劇」「未来予知」といった面白くなりそうな要素が満載で、145分という上映時間を全く長く感じさせません。

エンターテイメントの中に監視社会の危険性や「未来は自分の意志で変えられる」といったテーマを内包させつつ、目玉コロコロを筆頭に監督らしい悪趣味ギャグもしっかり入れてくるところは、本当に信用出来ます(笑)。

とにかく単純に面白い。スピルバーグ匠の技を堪能出来る一本です。

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