ゴーストバスターズ 感想

  

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2016年公開。
1984年に世界中で大ヒットした同名映画のリブート作品。旧作は当時日本でも40億円を超える興収を上げ、私もビデオでですが観賞した事があります。
ただし映画の内容は正直それ程面白くなく、それよりはレイ・パーカーJr.の有名な主題歌やサブカル的な人気の作品だった印象が残っています。

今回の監督はポール・フェイグ。彼の作品は2作だけ観ていますが、『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』は個人的には近年のアメリカンコメディ映画で一番笑えた作品です。
 
その『ブライズメイズ』のメリッサ・マッカーシークリステン・ウィグが本作でも主演を務めています。
ただ、前作までの下品なギャグが抑えめの為二人ともおとなしい印象で、むしろ装備開発担当のケイト・マッキノンの方が目立っていました。
そしてなんといっても美味しいところを持って行ったのがクリス・ヘムズワース。男社会の中でのマスコットとしての「紅一点」を性別を入れ替える事により皮肉るアイデア自体は良かったのですが彼に魅力がありすぎて、結果として主役たちを食う形に。

…若干ネガティブな感想になってしまいましたが、VFXの進化によるリアルな幽霊たちや現代風にアップデートされたアクションシーンなど見所もあり普通に面白かったですよ。

た・だ・し、吹き替えには大いに文句があります。
主演の二人には友近さんと渡辺直美さんが声をあてているのですが、残りの二人が朴璐美さん、くじらさんというベテラン声優だった事もあり、とにかく会話のテンポが悪い。
今回息子と一緒だったので最初は吹き替えで観ていたのですが、耐えられずに字幕版に切り替えてしまいました。
お二人の演技が特に棒読みだった訳ではありませんが、お笑いの方だから良いと言う事ではなく、コメディの吹き替えは絶対にプロを使わないとダメ!