町でうわさの天狗の子 4巻 感想

町でうわさの天狗の子 4 (フラワーコミックスアルファ)

町でうわさの天狗の子 4 (フラワーコミックスアルファ)

この作品は
主人公・刑部秋姫(おさかべあきひめ)は、大天狗「康徳坊」と人間の間に生まれた女の子。
父親や幼馴染の榎本瞬(人間・天狗の修行中)からは早く天狗の修行を始めろと言われているが、
本人は普通の生活が送りたいと地元の高校に進学。
新しい友達も出来、中学時代からのあこがれ・神谷武とも付き合い始める…

この漫画の面白さを伝えるのは非常に難しい。
いきなり設定が「天狗の子」なのだが、物語の世界では天狗はごく自然に受け入れられており、せいぜい周りからの目は「有名人の娘」と言ったところ。
あくまでも高校生の友情・恋愛や田舎町の風景描写がメインであり、そこにファンタジーがスパイスとして加えられている。
4巻でも文化祭の準備や花火大会と、ごく普通の高校生活が描かれるのだが、そんな中で順調に行っていたかと思われていた武との仲に異変が…。
主人公秋姫にとっては大変な展開なのだが、ほのぼのとした作風とちょっとした笑いもあって読後感は良い。
作者の岩本ナオは2004年デビュー、単行本もまだ7冊しか出していないがこれからも注目して行きたい。
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