ちはやふる 5巻 感想

ちはやふる(5) (BE LOVE KC)

ちはやふる(5) (BE LOVE KC)

この作品は
モデルの姉が自慢で、姉の成功が自分の夢だった少女・綾瀬千早が、
福井からの転校生・綿谷新(名人の孫)と出会い、幼馴染の真島太一とともに「競技かるた」の世界へ魅き込まれて行く。

この漫画は少女漫画の皮を被った「少年漫画」だ。
競技かるたと言うスポーツを通して、自分の夢を持てなかった主人公が「クイーン」になると言う夢を見つけ、
そこへ向かう努力や、高校かるた部の仲間達との友情が描かれる。
5巻ではいよいよ千早の終生のライバルになるであろう、現役高校生かるたクイーン・若宮詩暢(表紙の人物)との初対決が見られる。
史上最年少クイーンの彼女に、千早は全く歯が立たない。
しかし追い詰められ開き直った千早は、天から授かった才能である「抜群の聴力」を武器に遂に反撃を始める!
この、完璧な強さを誇るクイーンから千早が最初の1枚を取るシーンには鳥肌が立った。
明確な目標を持った千早。
太一を始めとする、かるた部の仲間達の成長。
小学校卒業後再び転校し、ある事情でかるたをやめてしまっていた新の復活。
今後もますます目が離せない作品だ。
6巻感想

  • この漫画は担当編集者からの企画で、彼女は競技かるた経験者(しかもA級!)らしい。リアルな描写も納得。
  • 今年クイーン戦を5連覇し、永世クイーンとなった楠木早紀さんの初タイトルはなんと中学3年時。まさに事実は小説より奇なり。

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