にこたま 1巻　感想

渡辺ペコさんは2004年デビューの漫画家。
｢このマンガがすごい！2009｣の紹介記事をきっかけに作品を読むようになりました。
女性誌で活躍してきた彼女の、初の男性誌（モーニング・ツー）での連載作品がこの｢にこたま｣です。

交際9年・同棲5年の浅尾温子（あっちゃん）と岩城晃平（コーヘー）。
仕事、結婚、子作り、アレコレ･･･････
三十路直前に訪れた最後の思春期、ゆらぐゆらめく第三次性徴白書！（裏表紙より）

｢ラウンダバウト｣（下記参照）に雰囲気が似ていて、面白かったです。
主人公もちょっと似てるかも。

この作者さん、登場人物に芸能人にちなんだ名前をつけることが多いようですが（｢ラウンダバウト｣では｢世界・不思議発見｣のメンバーでした）、
今回は上記の主人公カップルに加え、
晃平の同僚…高野ゆう子
温子の職場のバイト…木本くん
これはもしや…

このドラマが元ネタなら、今後｢石田純一｣に似た名前のキャラクターが登場するハズ（笑

※他作品

初単行本が芥川賞作品の漫画化。
私は原作を読んだことはありませんが、なかなか雰囲気があって良かったです。

業界初？の｢間取りまんが｣、表題の3部作のほかにも｢部屋｣にまつわる読切が3作品掲載されていて、いろいろな人生が切り取られています。

ひょんなキッカケからＡＶ監督をやることになった女流映画監督・望月キナコの奮闘記。

ちょっとユニークな女子中学生・野村真と、彼女のクラスメートたちのなにげない日常が描かれた傑作。
｢このマンガがすごい！2009｣オンナ編7位。

昔話や童話などをモチーフにした連作短編集。