海街diary5 群青 感想

海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)

海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)

今回は「死」というものを強く意識させる一巻でした。
※ネタバレ注意

第16話 彼岸会の客

或る日、香田家に「北川十和子」と名乗る女性から電話が掛ってくる。
彼女はすずの亡くなった母親の妹だった…


すずを守ろうと結束する姉三人が、なんかいいなぁと思いました。

第17話 秘密

一緒にいる事が多くなっていくすずと風太
二人はそれぞれ、相手に話せない「秘密」を抱えてしまう…


なんともせつない一編です。

第18話 群青

すずとは関係ないところで偶然、同じ「秘密」を知ってしまう風太
そしてあるきっかけから、もうひとつの裕也との「秘密」にもう一度向き合おうと決意する…


前巻から登場、喫茶店・山猫亭の福田オーナー。
アフロ店長がすずたちの世代にとっての良き理解者としての「大人」だとしたら、この人は幸や佳乃たちにとってのそれにあたるのでしょうか。

第19話 好きだから

海猫食堂店主・二ノ宮のおばさんの死から少しずつ前向きに動き出した周りの人々。
そんな折、長女・幸は自分の胸にしこりが出来ていることに気付く…


実は幸の件はネットでネタバレしてしまっていたのですが、知らなかったら心臓に悪すぎたのでかえって良かったです(笑。



刊行が一年以上空くのがつらいけど、それに見合う価値のある素晴らしい作品です。