エクスペンダブルズ 感想

 

町山智浩 出演者のクズっぷりが凄い「エクスペンダブルズ」20100903

宇多丸が映画「エクスペンダブルズ」を徹底批評

2010年公開。
80年代「筋肉アクション映画」の薫陶を受けて育った私のような人間にとっては無条件降伏するしかない作品です。
特にスタローン・シュワルツェネッガー・ウィリスの三人が揃い踏みするシーン(今までに観た主演作は併せて50本以上!)は画を観るだけでワクワクしっぱなしでした。
そして他の出演者たちも「リアル・エクスペンダブルズ」な人ばかり。
ここでは、そんな愛すべき男たちの簡単なプロフィールを紹介したいと思います。

シルヴェスター・スタローン

↑良くも悪くも彼を「筋肉アクションスター」に押し上げた作品。でもなんだかんだで一番好きかも。
1976年『ロッキー』で売れない役者から一気にスターに。その後もヒット作を連発する中、1985年下積み時代から連れ添った妻と離婚。『ロッキー4/炎の友情』で共演した女優ブリジット・ニールセンと再婚するも1987年に離婚。近年はヒット作に恵まれず低迷していたが『ランボー/最後の戦場』のヒットでカムバック。本作の監督・脚本・主演を務めた。

ジェイソン・ステイサム

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彼だけは「リアル・エクスペンダブルズ」ではありません。スタローンが以前記者会見で「トランスポーターのヘナチョコ野郎には負けねえ」と発言したのに憤慨。後日スタローンが直接謝罪した際に意気投合し本作への出演が決まったそうです。

ジェット・リー

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↑私は『少林寺』よりもこちらの方が好きです。
少林寺』での衝撃のデビュー以来、ブルース・リージャッキー・チェンの後継者として活躍するも、ハリウッド進出してからは低迷気味。

ドルフ・ラングレン

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フルブライト奨学金を得てMITに進む程の秀才だったが、『ロッキー4/炎の友情』でスタローンの相手役を演じたのを機に「筋肉アクションスター」の世界へ。多くの主演作を撮るがヒットには恵まれず。薬物依存症で暴走する役柄は彼の実体験がモデル
※元々この役はジャン=クロード・ヴァン・ダムにオファーされていたとの噂。

ランディ・クートゥア

UFC(総合格闘技)の元チャンピオン。三度の離婚歴あり。

テリー・クルーズ

↑この映画の大統領役の人。
NFL(アメフト)の選手。おそらくウェズリー・スナイプス現在服役中)の代役。

ミッキー・ローク

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ロバート・デニーロとの共演作。結構面白かった記憶が。
『ナイン・ハーフ』のヒットで世界的スターに。その後ボクサーへ転向したが、試合で顔が変形。整形手術するも失敗。その後長く低迷していたが、『レスラー』で奇跡の復活。

エリック・ロバーツ

ジュリア・ロバーツの実兄。『暴走機関車』でアカデミー助演男優賞にノミネート、将来を嘱望されるも交通事故で顔に大きな傷を負い役柄が限られるようになる。その後ドラッグに溺れ妻や婚約者へ暴行麻薬で逮捕され懲役刑妹とは絶縁状態

ティーブ・オースチン

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元WWE(プロレス)のスーパースター。妻への暴行で逮捕歴あり

ゲイリー・ダニエルズ

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ハリウッド版『北斗の拳』のケンシロウ

ブルース・ウィリス

女優のデミ・ムーアと1987年に結婚したが、2000年に離婚
しかしお互いの再婚相手の結婚式にお互いが出席した。

アーノルド・シュワルツェネッガー

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↑最高傑作は『トータル・リコール』だと思うけど、敢えてコチラ。
カリフォルニア州知事時代にお手伝いさんに手を出し、隠し子がいた事が発覚


…話を映画に戻しますと、中盤の「死の飛行」シーンは最高。しかし終盤のクライマックスは散漫な印象でイマイチ盛り上がりませんでした。
でも、そんなの関係ねえ!という訳で、ヴァン・ダムとチャック・ノリスが出演し、シュワちゃんとウィリスが本格参戦する続編が早く観たいです。