Fカップの憂うつ 感想

 

女流監督の自伝的コメディで、ロクデナシのオヤジとその娘の話。主人公のお姉ちゃんが精神病院から脱走して、全裸でバイブ持って通りを歩いてくるの(笑)。下品な映画だけど、ロバート・レッドフォード製作(笑)。(町山智浩/映画秘宝EX この映画をみろ!′99)

1998年公開。日本ではビデオスルー(VHSのみ・未DVD化)。
原題は『Slums of Beverly Hills』(ビバリーヒルズのスラム)。ひどい邦題…

主演はこの作品が初となるナターシャ・リオン。その脇を『リトル・ミス・サンシャイン』のアラン・アーキントム・ホランドスパイダーマンのメイおばさん役でおなじみマリサ・トメイ、『ウエスト・サイド物語』のリタ・モレノなどが固める。

いわゆる「ダメ家族もの」のコメディ。
15歳で自分の体と心の変化に戸惑う主人公とその周りの人間たちを面白おかしく描きつつ、最後にちょっとだけ「家族っていいな」と思わせてくれる佳作。
アラン・アーキンのダメおやじっぷりとマリサ・トメイのぶっ飛んだ演技が見もの。