ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い 感想

  

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2010年公開、『ジョーカー』のトッド・フィリップス監督の出世作となったコメディ映画。
彼は元々ドキュメンタリー映画からキャリアをスタートしており、本作の前にドキュメンタリー3本・コメディ4本を監督しています。

主演の3人組の内、妻子持ちながら遊び人の教師フィルを演じるのはブラッドリー・クーパー。公開当時、日本ではほぼ無名でしたが、今ではオスカー候補の常連に。

続いてちょっと気の弱そうな歯科医スチュ役のエド・ヘルムズ。前歯は役作りの為に本当に抜いたそうです。
本作のヒットにあやかろうとしたのか、2011年に公開された彼の主演作『Cedar Rapids』は『バッドトリップ! 消えたNO.1セールスマンと史上最悪の代理出張』というよく分からない邦題でリリースされました。
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そして一番の問題児アランを演じるザック・ガリフィアナキス
アランは結構アウトな性格をしており、彼のキャラクターを受け付けられない人は本作も楽しめないかもしれません。
ちなみにガリフィアナキスはドッキリ番組で相手を怒らせるインタビュアー役をやって人気になったらしく(ブラッドリー・クーパーも餌食になったそうです)、人をイラつかせる演技は得意なんでしょうね(笑)。
同年公開の『マイレージ、マイライフ』にも出演しているみたいなんだけど全く記憶にありません…

アランのキャラクター含め一部度を越しているところはありますがギャグは普通に笑えますし、さらにそこに推理サスペンスの要素をプラスしたのがこの映画の発明。やや脚本にアラが感じられるところもありましたが、おかげで最後まで興味が持続しましたし、なにより上記の3人やギャングのボス・チャウ役のケン・チョンらキャストの魅力だけでも十分におつりが来ました。
この映画にもケン・チョン出てた!

そしてエンドロールで全ての真相が語られる演出も最高。

↓ああ言うの好きな人は、この映画もおすすめします。
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※続編2本も観ました。両作品とも一本の映画としては良く出来ていてそれなりに面白いのですが、2はスケールアップした分リアリティラインが下がってしまってややノり辛い。3はお約束(二日酔いで記憶をなくす)が無かった事と死人が出るところがマイナスポイント。