ビジターQ 感想
2001年公開。三池崇史監督。前回の『殺し屋1』とほぼ同時期にして、それ以上に監督がやりたい放題の作品です。
冒頭から遠藤憲一のオールヌード&ベッドシーンが延々と流れて「俺は何を観させられているんだ?」状態に。どうやら彼と援助交際をしているのは実の娘。
場面変わって駅の待合室らしき所で座っているエンケンの頭を謎の男が手に持った石でカチ割る。エンケンは何故かその男を家に連れて帰り一緒に暮らし始めます。
家にはシャブ中の妻(内田春菊)と、彼女に家庭内暴力を振るう息子。その息子も同級生に激しいイジメを受けている様子(娘はどうやら家出中)。…これが物語の導入です。
この映画は1968年公開、ピエル・パオロ・パゾリーニ監督の『テオレマ』という作品にインスパイアされているとの事。
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『テレオマ』では謎の訪問者の祝福を受けた家族は彼が去った後崩壊してしまうようですが、本作では逆に「家族の再生」が描かれます。しかし、そこに至るまでの展開もいろいろと頭がおかしい。
私は観終わった後、謎の頭痛に襲われました(笑)。
撮り様によってはもっとエンタメ寄りにも出来たのでしょうが、本作は低予算(800万円!)で作られており昔のテレビの4:3の画面サイズ・ホームビデオ風の映像や長回しも多く、決して見易い映画ではありません。インモラルな内容も多く万人におすすめは出来ませんが、カルト映画やヘンテコな映画がお好きな方は、一度手に取ってみるのもよいのではないでしょうか。