まぼろしの市街戦 感想

1967年公開のフランス映画。
映画秘宝オールタイムベストテン(1998年)、町山智浩さんのオールタイムベストテン(2007年・2017年)にも選ばれているカルト的人気の高い作品です。
声を出して笑うタイプのコメディというよりは、ファンタジー色強めの印象。
なんとなくティム・バートン作品や、邦画だと『パコと魔法の絵本』なんかを連想しました。
パコと魔法の絵本 [Blu-ray]

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主人公以外のほとんどの登場人物が精神病患者という今ではなかなか取り扱いが難しそうな題材の中、その比較対象として戦争の狂気を描いています。
現在よりもむしろ公開当時はより「反戦映画」としてのとらわれ方をしていたのではないでしょうか?