ＲＯＮＩＮ　感想

出版社/メーカー: 20世紀フォックスホームエンターテイメント
発売日: 2010/07/02
メディア: Blu-ray
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時代に逆行する御大フランケンハイマー爆発の70年代風アクション！リストラされた元CIAのデ・ニーロがたけしみたいな演技。ダイアナが事故死したパリのトンネルを逆走するの。（町山智浩/映画秘宝EXこの映画をみろ！’99）

1999年公開。
題名を聞いた時は「負け犬たちが再起をかけて大勝負に挑む！」みたいな内容を勝手にイメージしていたのですが、実際に観てみたら良く出来たケイパーもの+スパイものといった感じの映画でした。
主演は日本でも知名度の高いロバート・デ・ニーロとジャン・レノ。
他にも『ロード・オブ・ザ・リング』のボロミア役でおなじみのショーン・ビーン（この映画ではボロミア以上のヒドい扱い（笑）や『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のランボー教授役が印象に残っているステラン・スカルスガルドなどが出演しています。
全体の印象としては古き良きフィルム・ノアールといった感じで、現在のハリウッド・アクションとは一味違った抑え目の演出（宇多丸さんがよく言う「面白過ぎない」映画）がかえって良かったです。
そんな中でも、元アマチュア・レーシングドライバーのフランケンハイマー監督がこだわったカーチェイスシーンは秀逸。反対車線を逆走するシーンは他の映画でもよく見かけますが、こんなに長いのは初めて観た気がします。