少女ファイト 8巻 感想

少女ファイト(8) (KCデラックス)

少女ファイト(8) (KCデラックス)

少女ファイト(8)特装版

少女ファイト(8)特装版


6巻感想


通常版の表紙は今巻のメインキャラ・鎌倉サラ
そして特装版の表紙はもう一人のメイン・三國広之


※ネタバレ注意


サラとキャプテン・犬神鏡子の出会い、そして実の父親で朱雀高校女子バレー部監督・槌家との因縁が描かれます。
初登場の朱雀高校、一見無個性なチームですが、それぞれのメンバーはひとクセありそうな感じ。
しかも、陣内監督達の代が春高で優勝した時の対戦相手というオマケつき。
 1巻にすでに名前が… 決勝のスコアは25-325-225-3 !!!


一方、鏡子と兄・智之との婚約をなんとか阻止しようと動き回る広之。
あるいきさつで小田切学の弟・明のひきこもりを止めさせようとします。
以前のインタビュー絶対的な悪人がいないと評されていた日本橋作品ですが、今作では比較的それに近い存在だった広之の違った一面が見られました。


この広之と明が偶然同じクラスだった等、キャラクター同士の関係が"箱庭"の中で密接に絡み合っているこの世界観を愛せないと、日本橋ヨヲコの作品を楽しむのは難しいかもしれません。ともかく、今巻も中身がぎっしり詰まった一冊でした。


さて、9巻(来春発売予定)予告を見ると、メインは唯隆子の様子。表紙も彼女でしょうか?


 あれ?この人は???
黒曜谷女バレで唯一メインストーリーがなく、彼氏(候補)もいない不遇キャラの彼女にスポットが当たる日は来るのでしょうか(笑