スペル 感想

  

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2009年公開。
邦題の『スペル』(原題は『DRAG ME TO HELL』)は英語の「つづり」ではなく、「呪文」という意味だそうです。
監督は『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ
元々はホラー映画出身の方で、デビュー作の『死霊のはらわた』はこういったジャンルをほとんど観ない私でもタイトル位は聞いたことがあります。
子供の頃テレビで『オーメン』『エクソシスト』『13日の金曜日』を観た位しかホラー映画体験が無い(わざわざ心臓に悪いものは観たくない)私ですが、この作品は楽しめました。
まず感心したのは所謂ドラマ部分の脚本・演出がしっかりしている事。
主人公のクリスティンの人物造形、なぜ彼女が老婆の頼みを断らざるを得なかったのかがちゃんと描かれているので感情移入がしやすかったですし、俳優陣の演技もおしなべて良かったです。
ホラー描写もショッキングさは抑え目で、監督お得意の「やりすぎ」感に思わず笑ってしまう事もしばしば。
ラストも本来後味悪くなってしまってもおかしくなさそうなのに、むしろ感心というか粋に感じてしまいました。
ホラーが苦手な方もこれなら大丈夫かな?


13日の金曜日 [Blu-ray]

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  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: Blu-ray