ハート・ロッカー 感想


宇多丸 映画「ハートロッカー」の評価を語る シネマハスラー

バレットライフルの狙撃戦が素晴らしい。(町山智浩/映画秘宝2010年3月号)

先日観て非常に面白かった『ゼロ・ダーク・サーティ』のキャスリン・ビグロー監督の前作を観賞。
アカデミー作品賞受賞作でもあり期待していたのですが、正直『ゼロ〜』より数段落ちるという印象でした。
なんと言うか「リアルさを売りにしている割にリアルさに欠ける」といいますか…
特に気になったのはエルドリッジ(ブライアン・ジェラティ*1)が負傷するシークエンス。マット・デイモン主演の『グリーン・ゾーン』でも感じたのですが、軍人が任務を無視して勝手な行動を取るなんて事が実際あるんですかねぇ。
ストーリーが単調になるのを恐れての事でしょうが、爆発物処理以外のアクションシーンは狙撃対決のところだけで充分だったと思います。


*1:『フライト』では副操縦士役でしたね