ロッキー・ザ・ファイナル 感想

 ロッキー4 [Blu-ray] ランボー 最後の戦場 (期間限定価格版) [Blu-ray]
2007年公開。
私は世代的にスタローンの全盛期を観ているのですが、『ジャッジ・ドレッド』(1995年)を最後に彼の映画からはしばらく離れていました。そんな折、『ロッキー』の6作目と『ランボー』の4作目が制作されるとのニュースを聞き、『スタローンもとうとう過去の栄光にすがるしかなくなったか』と寂しい気持ちになりましたが、蓋を開けてみたらこれがなかなかの良作。その後『ランボー 最後の戦場』『エクスペンダブルズ』と、見事に復活を果たしました。


本作はテイストとしては一作目に最も近く、50歳になったロッキーがなお挑戦し続ける姿が感動的に描かれます。特にプロライセンスの再審査会と、反発する息子を彼が説得するシーンはある意味ラストの試合場面を超えたクライマックスと言ってもいいと思います。
そしてお約束のフィラデルフィア美術館前を駆け上がるシーン。あの有名なテーマ曲と相まってもう…(涙)。さらにエンドクレジットで流れる映画が映画を超えた瞬間。


一作目に感動した方なら是非観て下さい。
もし観もせずに薄笑いを浮かべ馬鹿にしているのなら、それは(視聴前の私も含め)劇中でロッキーの復帰をあざ笑っている人達と同じですよ。