2019秋アニメ　父（50）と息子（9）のベスト5

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父のベスト5

1位『BEASTARS』

人間でそのままやるとどギツくなり過ぎる問題を動物の擬人化により中和する一方で、肉食と草食の共存という『ズートピア』でも描かれていたテーマからさらに一歩踏み込んだ「捕食」という動物ならではの本能を描く事でより豊かな世界観を作る事に成功したと思います。前作『宝石の国』に引き続き、制作会社オレンジのCGに違和感を抱かせない作品選びの上手さに感心するとともに、本作でのアニメーションの進化を見るにつけ、いずれは人物をメインに据えた作品も観てみたいと思いました。

2位『この音とまれ！』

1クール目はそれ程評価が高くなかったのですが、今期はキャラクター同士の関係性が深くなっていくと共に面白さが加速して行き、堂島晶のメイン回、そしてコンクールでの「天泣」で一気に持って行かれこの順位に。演奏シーンのアニメーションも１クール目より頑張っていたと思います。

3位『ちはやふる3』

今期は原作17巻目相当なのですが、まだまだ面白さが持続している事自体が脅威。その素晴らしい原作を1期から同じ制作会社・監督で丁寧に作っているのですからつまらない訳がありません。個人的には昨年の名作『宇宙よりも遠い場所』のいしづかあつこ監督が絵コンテで数話参加されているのにも注目しました。

4位『ハイスコアガールII』

1期に比べるとやや印象が薄かった感はありますが、やはり最終回の盛り上がりは素晴らしかった。そして残念ながら今どきでは珍しくなってしまった、原作をきちんと最後までアニメ化してくれた事自体も評価したいと思います。

5位『本好きの下克上司書になるためには手段を選んでいられません』

原作はweb版を読破済。物語が佳境に入ってくるのはこのアニメの範囲以降な為心配していたのですが、ひとまず2期が決定していて良かったです。また一部で不評だったキャラクターデザインも「世界名作劇場」的な演出を見るに、敢えての判断だったのかなとも思いました。丁寧に作ってくれているので、出来れば最後までアニメ化して欲しいものです。

他、完走作品
『魔入りました！入間くん』『ライフル・イズ・ビューティフル』『星合の空』『あひるの空』『放課後さいころ倶楽部』『僕のヒーローアカデミア』『ぼくたちは勉強ができない』『旗揚！けものみち』『俺を好きなのはお前だけかよ』『私、能力は平均値でって言ったよね！』『慎重勇者～この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる～』『バビロン』