鶴見名所巡り

鶴見名所巡り その18 潮鶴橋水際緑道

潮見橋から潮鶴橋までの両岸の散歩道。市民参加で人々が憩えるよう堤防天端と犬走りを整備し、平成6年(1994)に公開されました。小さな公園には樹木が植えられ、木陰にはベンチが置かれ、川の流れを眺めながら、ゆったりとした時を過ごすことができます。石…

鶴見名所巡り その15 国道駅

京浜第一国道と交差させて、昭和5年(1930)に開設した駅、駅名「国道」の由来です。駅舎はアールヌーボー風の建物です。開設当時は、ホーム下に「臨港デパート」があり、食品、雑貨、医薬品が販売されていました。旧東海道生麦魚河岸、花月園利用のお客や、…

鶴見名所巡り その16 最願寺

浄土真宗。創立は延慶元年(1308)といわれています。寺伝によると往古は真言宗でしたが、慶長年間に真宗に改めたといいます。本堂前の板碑は区内最大のもので、緑泥片岩製の板碑で、石の頭部を山形とし、その下に二条の切り込みがつけられています。延慶2年…

鶴見名所巡り その13 慶岸寺

浄土宗。天正9年(1581)慶岸上人によって創建された、神奈川の慶運寺の末寺です。旧東海道に沿った慶岸寺の入口に地蔵堂があり、堂内には木彫りで立高1.8mの巨大なお地蔵様が安置されています。この地蔵は伝説とともに、安産と子育地蔵として深く信仰されて…

鶴見名所巡り その14 建功寺

永禄年間、小田原北条氏の家人で寺尾城主の諏訪三河守が、創建したと伝えられています。明治44年曹洞宗大本山總持寺が石川県の能登から鶴見への移転に際しての功により、とくに本山近門寺院と永代色衣着用の栄誉をうけました。なお、当寺は諏訪氏の定紋「諏…

鶴見名所巡り その11 熊野神社

当社は、弘仁年中紀州熊野の別当尊厳の勧請と伝えられています。社殿は火災、鶴見川・多摩川の氾濫の度に再建され、明治5年新橋横浜間の鉄道開設の際に社地がその敷地にあったため現在地に遷座し、明治6年村社となり、熊野神社と改称しています。境内には鶴…

鶴見名所巡り その12 車地蔵

この地蔵は享保3年(1718)に建立された、高さ1.6mもある等身大の石の地蔵で、お堂の中で道行く人たちを見守っています。お堂の入り口左側の柱には、小さな木製の車が取り付けられており、昔からこの道を通った人たちは、その木の車を回して通るのが習慣で…

鶴見名所巡り その6 大黒海づり公園

対岸の房総の景色や海ほたるが眺められ、そして、東京湾を行き交う大型船舶など雄大な景色が楽しめます。公園には季節の花や魚をモチーフにしたモニュメント群などがあり、自然の風での鈴の音やライトアップなども楽しい。遊具や池、噴水もあり釣りだけでな…

鶴見名所巡り その7 渋沢金井公園

“子どもたちが安心して遊べる場所を”と地元住民が、自宅を含め約1000坪の土地を寄付されて平成5年にできたもので、感謝の記念に地名の渋沢に加えて「渋沢金井公園」と名付けられました。敷地内の樹齢300〜400年とも言われている大きな柿の木(禅寺丸)がシン…

鶴見名所巡り その8 環境エネルギー館ワンダーシップ

“天空に浮かぶ方舟”をイメージして作られています。平成10年完成。環境・エネルギー・都市をテーマとした環境学習施設です。触って動かす展示物、実験・工作などのプログラムを体験しながら、自然の循環や私たちの生活に身近な環境問題について考えます。野…

鶴見名所巡り その9 岸谷公園

生麦一帯の田を潤していた溜め池の一つ「房野池」の跡です。房野池は大正9年に自然公園「三笠園」となりました。しかし、入場者が少なく昭和2年に閉園になりました。その後、昭和11年に池の半分が埋め立てられ、南半分が横浜市営岸谷プールになりました。「…

鶴見名所巡り その10 キリン横浜ビアビレッジ

明治3年、アメリカ人W・コープランドが横浜山手にビール醸造所・スプリングバレーを建設。その後明治40年、麒麟麦酒(株)に引き継がれましたが、大正12年の関東大震災後、大正15年に現在の生麦に移転しました。平成3年大規模なリニューアルを機にビアビレッ…

鶴見名所巡り はじめに

2年前、私が在住する横浜市鶴見区は区制80周年を迎えた。 それを記念して鶴見の名所・史跡等を区民から公募し80箇所を選定したものが、 「鶴見みどころ80」である。 区が発行したこの小冊子を元に、全制覇を目指して 暇な時に家内と二人で散歩がてら訪ね歩い…

鶴見名所巡り その1 愛宕神社

往古は鶴見川沿いに鎮座していたが、洪水で社殿が流され、今のところに移され再建されています。当社では、古くから豊作祈願及び収穫祭として湯花神事が行われています。例年8月の第1日曜日では、境内で釜に湯を沸かし、宮司が湯笹に浸した熱湯を湯玉と称し…

鶴見名所巡り その2 安養寺

浄土宗。明応9年(1500)草創。山門入口に弁天堂があり、本尊弁財天の体内仏は弘法大師と伝えられ、その厨子に「元禄十五年霜月二十二日施主関口氏云々」の銘文があります。また、墓地には、関口東園と同金水の墓があります。東園は生麦の名主で通称藤右衛門…

鶴見名所巡り その3 市場村一里塚

慶長9年(1604)、幕府は東海道などの諸街道を修復し、日本橋を基点として街道の両側に相対して一里塚を築きました(横浜市登録文化財)。旧東海道に面して、「市場村一里塚」の記念碑が建っています。市場の一里塚は、江戸日本橋から五つめの一里塚です。明…

鶴見名所巡り その4 潮田神社・潮田公園・庚申塔

潮田神社が現在地に遷座する以前は、東潮田が杉山社、西潮田が御嶽社を祀っていましたが、大正8年両社合併し、大正9年潮田神社と改称しました。昭和62年戦災後再建した社殿を改築しています。境内には大田南畝の「調布日記」に記されている「海翁石」があり…

鶴見名所巡り その5 海芝公園

鶴見線支線終点駅「海芝浦駅」に隣接した小さな公園です。企業の好意によって設けられており、このウォーターフロントから見る、鶴見つばさ橋の眺めは絶景です。公園は平成18年(2006)に拡大新装が行われました。海芝浦駅は企業敷地内駅のため、一般旅客は…