サブウェイ123 激突 感想

コンスタントに一定レベルの作品を送り出すトニー・スコット監督、
デンゼル・ワシントンジョン・トラボルタという名優二人の競演、
そして私の好きなハイジャック映画
と期待させる要素がいっぱいだったのですが、見終わった後の正直な感想は「つまらなくはなかったんだけど、なんかイマイチ」でした。
その理由をあれこれ考察してみました(アラさがしとも言う)。
*以下、思いっきりネタバレです
サブウェイ123 激突 (小学館文庫)

  • 主人公のデンゼル・ワシントン、いくらベテラン職員だからって交渉上手すぎでしょ(笑
  • 犯人役ジョン・トラボルタが頭が物凄くキレるのか、イカレているのか、悲哀を感じさせる人物なのかキャラクターが中途半端
  • 人質に個性が無い。例えば勝手な行動を取って周りに迷惑をかける者、内部から主人公側に協力しようとする者など
  • 人質の少年が彼女とやっていたPCビデオチャットが伏線として活かしきれていない
  • トラボルタはNY市長に恨みを抱いているようだが、その割には市長への無理な要求などは殆どしない
  • 非常用脱出口には気付くが、廃駅の存在にはすぐに気付かない警察
  • 犯人グループが逃走した後、運転手のいない列車が猛スピードで暴走しこのままでは脱線!と煽っておいてあの決着?
  • 作品にヒロインが存在せず、華がない

…こうして見ると、結構脚本に穴がありますね。