トゥルー・グリット 感想

トゥルー・グリット [Blu-ray]

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ノーカントリー」で有名なコーエン兄弟監督の西部劇。
主演は連邦保安官役のジェフ・ブリッジス、テキサス・レンジャー役のマット・デイモン、そして、父の仇を追う少女マティを演じるヘイリー・スタインフェルド。彼女は長編映画初出演ながら、素晴らしい演技を見せてくれます。物語前半の取引業者と大人顔負けに渡り合うシーンはクライマックスと並んでこの映画のみどころと言っても良いでしょう。
本編は抑え目のトーンで淡々と進みます。なんとなく、同じくハリウッド黄金期以降に作られた西部劇「許されざる者」を思い出しました。感想もその時感じた「良い映画なんだけど、地味だな〜」と、同じでした。
やはり西部劇というのは、本質的に日本人には理解しにくいものなのでしょうか?


※ラストで、マティが初対面のある人物を口汚く罵るシーンがあります。映画だけ観ても意味がよく解らないのですが、原作を読むと、あらかじめコクバーンから手紙でその人物がいかにひどい奴かというのを聞かされていたかららしいです。ちなみにこの原作はアメリカではとても有名で、本作もある程度皆が内容を知っているという前提で作られているのかもしれません。


ノーカントリー スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]

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許されざる者 [Blu-ray]

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