インビジブル　感想

出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
発売日: 2010/04/16
メディア: Blu-ray
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2000年公開。
「透明人間」を題材とした映画。
作品世界の中では生物の透明化は既に成功しており、むしろ元に戻すのが難しいという設定がユニークです。
当時最新であったであろうＣＧ技術（特に透明になってからより、透明になる過程が面白い）は今観てもそれなりに見応えがありますが、肝心のストーリーの方はイマイチ。
ポール・バーホーベン監督の悪趣味な演出は随所に見られますが、男が透明になったらまず何をするか？というところの描写の（女性は嫌悪感を抱くかもしれませんが）踏み込みが甘いような気がしますし、ラストの研究仲間たちとのバトルもセバスチャン（ケヴィン・ベーコン）がただのモンスターに見え、狂った天才という感じがしませんでした。
監督自身もインタビューで語っていましたが、映画会社側からの注文が多く彼のやりたい事が思うように出来なかったようです。
ハリウッドに嫌気がさした監督は、この作品を最後にオランダに帰ってしまいました。