ウォーリー 感想

ウォーリー [Blu-ray]

ウォーリー [Blu-ray]

前半セリフなし&文明論メッセージという70年代SF映画アヴァンギャルドを家族向けエンタに。(町山智浩/映画秘宝2009年3月号)

面白かった。
CG技術の進歩により、冒頭シーンなどは実写と見紛うばかり。
それだけでなく抜群の演出力で全然人間型でない二体のロボットがちゃんと「男の子と女の子」に見えるのには驚きました。
物語も地球上で展開されるディストピアSFかと思いきや、舞台はいきなり巨大宇宙船内へ。そこには絶滅したかに見えた人類が生き残っていました。全員が肥満体形で、仕事をしているのかどうかも分からない彼らを見て、先日紹介した『26世紀青年』の未来人たちを連想しましたが、こっちの人類はだいぶまともでした
どこまでも真っすぐなウォーリーと少しずつ変わっていくイヴを中心にノンストップで進んでいく97分は本当にあっという間です。エンドロールも非常に凝っていて楽しいですよ。