宇宙戦争 感想

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東宝の大怪獣映画へのオマージュとホロコーストへの恐怖がテロの時代と結びついた凶悪作。(町山智浩/映画秘宝2006年3月号)

1898年H.G.ウエルズが発表したSF小説が原作。1953年に初映画化、2005年スティーブン・スピルバーグにより再映画化されました。
序盤(トム・クルーズがダメおやじ役なのも良いですね)からトライポッドの出現、そこからの圧倒的な殺戮。なす術の無い人類と、逃げまどう主人公一家。フェリーで脱出しようとする中盤までは言葉を失ってただ画面を凝視するのみでした。
しかし、そこからがいけません。
よくわからない&ご都合主義な展開。100年以上前の原作なのでラストのオチはある程度仕方ないとも思いますが、もうちょっとやり様があったのではないでしょうか。
※この作品、「映画秘宝」で年間ベスト2になったのですが、同時にワースト2にもなっていました。まさに観るポイントによって大きく評価が分かれる映画だと思います。