ブラック・スワン 感想



【傑作】ブラックスワン 町山智浩「ある日本アニメ映画にそっくり」

宇多丸がサスペンス映画「ブラック・スワン」を徹底解説、賞賛

町山智浩の映画塾!「ブラック・スワン」<予習編> 【WOWOW】#31

ダーティ・松本で大映テレビなバレエ・ホラー。今敏監督の『PERFECT BLUE』にちゃんと捧げたら完璧だったけど。(町山智浩/映画秘宝2011年3月号)

2011年公開。


女って恐ェェェ!
てか、ニナ(ナタリー・ポートマン)の母ちゃん恐ェェェェェェ!!!


笑)というわけで、『レスラー』に続くダーレン・アロノフスキー監督作品。
元々はレスラーとバレリーナの恋愛を一本の映画で描こうとしていたらしく、監督いわくこの二本は姉妹編だそうです。
『レスラー』でミッキー・ロークに落ちぶれた過去のスターを演じさせたように、本作でもナタリー・ポートマンにいつまでも清純派のイメージから脱皮できないバレリーナ、そしてウィノナ・ライダーにはまたしても落ちぶれた過去のスターを演じさせるという意地悪なキャスティングをしています。
ストーリー自体は類型的な話であり、前半部はやや退屈に感じたのですが、ニナが徐々に壊れていくところから、クライマックスの「白鳥の湖」の舞台シーン、そして圧巻のラストまでは非常に楽しく観賞することが出来ました。
男性にも女性にもそれぞれの視点で楽しめる一本だと思います。


いろいろと引き合いに出される本作、是非一度観てみたいです。