Bruce Lee in G.O.D 死亡的遊戯 感想

ブルース・リー・イン G.O.D 死亡的遊戯 [DVD]

　　
2001年公開。
私はジャッキー・チェン世代であり、物心が付いた頃には既にブルース・リーは他界していたのですが、後追いで彼の主な作品はほとんど観ていると思います。
さて、この作品の元（？）である『死亡遊戯』は、生前撮影されていたクライマックスの格闘シーン以外を別の俳優の吹き替えで撮影し完成させた一本。
子供の頃に観たっきりだったのですが、正直本人の出演シーン以外はどうでもよかった印象が残っています。
『死亡遊戯』で使用された本人出演シーンは11分。しかし実際には2時間あまりの未公開フィルム（ＮＧシーン含む）が残っており、それを日本の映画会社が買い取って制作したのが本作ということになります。
前半は再現シーンやインタビューで構成されたセミ・ドキュメンタリー。所々に興味深いセリフも見受けられましたが、仮説でもいいので未撮影部分のストーリー内容にもう少し突っ込んで欲しかったと思います。
そして後半はいよいよ未公開のクライマックスシーン。実に40分位に伸びています。
前作との差異は、塔に登るのはブルース以外に二人の味方（？）がいること、セリフがあること（読唇術で解明したそうです）など。また怪鳥音（アチョー！ってやつ）も本人のものに差し替えられたとか。
もちろんファン向けのアイテムではありますが、『死亡遊戯』を観た方で本作はまだならば一見の価値はあると思います。

死亡遊戯 デジタル・リマスター版 [DVD]