ベイビー・ドライバー 感想

 

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2017年公開。
監督のエドガー・ライトは2004年『ショーン・オブ・ザ・デッド』でデビュー。続く『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』と併せて各方面から称賛を浴びます。
 
しかし、続く3作目で盟友サイモン・ペグニック・フロスト出演の『宇宙人ポール』ではなく『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』を監督したところ、全米で大コケ(製作費6千万ドルに対し興行収入3152万ドル)してしまいます。
 
再びペグ&フロストと組んだ『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』で息を吹き返し、ついにマーベル映画『アントマン』を監督することになるのですが、方針が合わず降板
 
そんな傷心のライトでありましたが、『ベイビー・ドライバー』は評論家からも絶賛され、興行収入でも初の1億ドル突破という会心の一作となりました。

さて、そんな感じで各方面から絶賛されていた本作、実は数か月前に初めて観た時は「それなりに面白いけど…」程度の感想だったのですが、今回改めて観てみたらメチャクチャ面白かったです。
前回となにが違ったかというと、それは音響。一回目は普通にスピーカーからの音だったのですが、今回はこちらを使用。

この映画は特に音楽が重要なので全く印象が変わりました。

内容の方はウォルター・ヒルの『ザ・ドライバー』に代表されるいわゆる「逃がし屋」ものです。

カーチェイスシーンのリアルさでは同じ系譜の『ドライヴ』に個人的には軍配が上がりますが、本作は音楽に合わせ派手な演出がなされています。

出演陣では「こんな可愛いウェイトレスいないだろ!」と思わずツッコミたくなるリリー・ジェームズや盛大にやらかして映画界追放状態のケヴィン・スペイシーなども印象に残りましたが、
 
なんといっても一番はジェイミー・フォックスでしょうか。
あのイキッた感じや絶妙なウザさ、絶対に関わり合いたくないキャラクターを見事に演じていました(笑)。

↑彼の出演作で一番好きな作品。知名度は高くありませんが傑作です。
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