メリーに首ったけ 感想

 キングピン~ストライクへの道~ [DVD] ふたりの男とひとりの女〈特別編〉 [DVD]

ファレリー兄弟に「五体不満足」を映画化させろ!町山智浩/映画秘宝2000年3月号)

公開当時(1999年)日本でも結構ヒットした記憶があるのですが、下品なコメディといったイメージがあり全く食指が動きませんでした。
今回初めて視聴してみたら、確かに下ネタ満載なのですが、ギリギリ不快にならない絶妙なバランスになっており、それよりもロマンティック・コメディとしても物語の骨組みがしっかりしていることに驚きました。
主演のキャメロン・ディアスはまだ初々しい印象で、メリーというキャラクターを魅力的に演じていますし、ベン・スティラーもさすがのコメディアンっぷり。共演のマット・ディロンも良かったです。
コメディ映画は年月が経つと笑えなくなるものが多いと思うのですが、この作品は今見てもしっかりと笑えて(私は犬がらみのシーンがツボでした)とても楽しく観賞することが出来ました。