2020-01-01から1年間の記事一覧

新感染 ファイナル・エクスプレス 感想

miyearnzzlabo.com2017年公開。監督のヨン・サンホは約20年間で10本の短長編を発表しているアニメーション作家で、本作が初の実写作品。 前日譚となる『ソウル・ステーション/パンデミック』もアニメ映画として制作されています。主演はコン・ユ。韓国社会に…

マイノリティ・リポート 感想

tomomachi.stores.jp スピルバーグのデビュー以来一貫した思想と悪趣味を支持し続けます。(町山智浩/映画秘宝2003年3月号) 2002年公開、スティーヴン・スピルバーグ監督。 原作はフィリップ・K・ディックの同名小説(旧題「少数報告」)。彼の作品は1982年…

フォードvsフェラーリ 感想

miyearnzzlabo.com www.tbsradio.jp2020年公開。監督はジェームズ・マンゴールド。今回が11作目となるベテランです。 彼の作品で私が最初に観たのは『ナイト&デイ』。次が『ウルヴァリン: SAMURAI』で、正直2作品とも微妙だったのですが、前作の『LOGAN/ロー…

サイン 感想

2002年公開。『シックス・センス』の大ヒットで一躍有名になったM・ナイト・シャマランの監督5作目。 主演はメル・ギブソン。『マッドマックス』で一躍有名になり、その後も『リーサル・ウェポン』シリーズなどでヒットを飛ばし1995年の『ブレイブハート』で…

フェイス/オフ 感想

FBIの捜査官(ジョン・トラボルタ)と殺人狂のテロリスト(ニコラス・ケイジ)の顔が入れ替えられる『他人の顔』刑事編。冒頭とラストのヤン・デ・ボン風アクションはハリウッドとの妥協の産物だから無視。『虹の彼方に』がBGMのペキンパー風大虐殺はウーよ…

メメント 感想

tomomachi.stores.jp 2001年公開、クリストファー・ノーラン監督2作目にして、彼の名を世に知らしめた作品。主演はガイ・ピアース。本作以外だと2002年の『タイムマシン』が印象に残っています。近年では助演での活躍が目立つようになっており、2013年の『ア…

ジェイ&サイレント・ボブ 帝国への逆襲 感想

eiga.com ティム・バートン憎しには大賛成。(町山智浩/映画秘宝2002年3月号) 2003年公開。先日の『チェイシング・エイミー』に引き続きこちらも観賞。 mayojo1207.hatenablog.com ケヴィン・スミス作品に登場する二人組「ジェイ&サイレント・ボブ 」(ボブ…

チェイシング・エイミー 感想

今年(1997年)、アメリカで最も低予算でもっとも効率よく利益を上げた映画。「エイミー」はレズビアンを意味するスラング。ひと目惚れした彼女がレズだと知った男が、ダメとわかっていながら彼女を追っかけるが、実は……。さんざん笑わせて、いつのまにか人…

ミミック 感想

ニューヨークの地下鉄で異常進化した昆虫と美人生物学者(ミラ・ソルビーノ)の闘い。メキシコで作った『クロノス』がカルトになったデル・トロ監督のハリウッドデビュー作。第二班監督がロバート・ロドリゲスっつーのも豪華ね。ラストは弱いが、アート風の…

ゲーム 感想

※これは前情報を極力入れない方が楽しめるタイプの作品です。 一人の大金持ち(マイケル・ダグラス)が弟(ショーン・ペン)から「ゲーム」をプレゼントされる。その日から、サンフランシスコじゅうのあらゆる人間が彼を陥れ始める……。昔の筒井康隆や諸星大…

ブレーキ・ダウン 感想

アメリカの都市伝説「消えるヒッチハイカー」を元にした映画の決定版。西部の砂漠を横断中にカート・ラッセルの車が故障。通りがかりのトラックに乗って電話をかけに行った妻が消える。この映画のコワサは本当にアメリカの砂漠を旅した人にしかわからんだろ…

キラー・スナイパー 感想

ギャンブルで首が回らなくなったクリスは保険金目当ての母親殺害を思いつく。父親と義母も巻き込んで計画は練り上がっていき、直接の殺害は“キラー”ジョー・クーパーに依頼することに決めるが、いざ会ってみると『報酬の前払い』が仕事引き受けの条件だった…

エイリアン4 感想

こりゃ、スターリンの「虫」だ。つまりサビしかない!「四作目だから前置きなんて要らないよな」とばかり、開幕十分でエイリアン大暴走、あとはドドドドドとベードラ連打でぶっ飛ばすナパームデス系映画。『ヘルレイザー2』の疾走感と言えばわかる人にはわか…

祝・復活! 映画秘宝2010年代ベストテン

今年の1月に突然の休刊となった映画秘宝。喜ばしい事に昨日復活となったのですが、うっかり予約をし忘れ気付いた時にはアマゾンで品切れ・早くもプレミアが。そこで地元で頑張っている書店に開店同時に飛び込んだところ、残り2冊でギリギリ入手出来ました。 …

2020冬アニメ 父(50)と息子(9)のベスト5

2016春アニメ編 2016夏アニメ編 2016秋アニメ編 2017冬アニメ編 2017春アニメ編 2017夏アニメ編 2017秋アニメ編 2018冬アニメ編 2018春アニメ編 2018夏アニメ編 2018秋アニメ編 2019冬アニメ編 2019春アニメ編 2019夏アニメ編 2019秋アニメ編 父のベスト5 1…

スネーク・フライト 感想

【町山智浩のアメリカ映画特電】バカ映画としては最高に面白い『スネーク・フライト』 一秒たりともパニック映画ファンの期待を裏切らない「わかってる」傑作。(町山智浩/映画秘宝2007年3月号) 2006年公開。監督のデイヴィッド・R・エリスは、2003年公開の…

『ROMA/ローマ』ソフト化決定!

以前書いた記事で、ネットフリックス作品のソフト化を希望していたのですが、 mayojo1207.hatenablog.com この度、そのきっかけとなった『ROMA/ローマ』のブルーレイ化が決定しました。 ざっくり調べたところ、過去にも「ネットフリックスオリジナル映画」で…

工作 黒金星と呼ばれた男 感想

miyearnzzlabo.com2019年公開。ユン・ジョンビン監督は学生時代の卒業制作映画『許されざるもの』が高評価を得、以降『ビースティ・ボーイズ』『悪いやつら』『群盗』と日本でもしっかりと作品が公開されている実力派。 主演のファン・ジョンミンは『新しき…

2019 映画秘宝ベストテン予想

先日、映画秘宝の休刊という発表がありました。 正直、毎年恒例のベストテン予想もする気が起きない程ショックを受けているのですが、速やかな復活と来年もこのブログで予想の記事を書けることを信じて。1位『ジョーカー』 2019年の顔はこの作品ではないでし…

2010年代 テレビアニメ マイベストテン

現在のアニメーションを取り巻く環境は、ネットフリックスを始めとした配信サービスの台頭や、制作会社の劇場版へのシフトなど非常に流動化しており、もしかしたら将来的には「テレビアニメ」という枠組自体が意味をなさない時代が来るかもしれません。 そん…

2010年代 映画マイベストテン

2010年代に観た作品347本、年間約35本・月あたり3本にも満たない映画ファンとも言えない人間ではありますが、この10年間の記念に。 中学生男子のようなランキングですが、今の心のままに選んでみました。 10位『哀しき獣』 10年代も数々の傑作を生み出した韓…